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灘区在住日記

街をぶらぶらしながら神戸(特に灘区)の歴史を勉強中。

国土の統一へ

「灘の歴史」を読んで街歩きをしています。

 

 

 

 

第一章原始・古代の「国土の統一へ」。

 

 

大和や河内の首長がつくりあげた王権、各地方の首長がこの支配権に組み込まれると、その首長には姓(かばね・せい)と呼ばれる称号が与えられました。そして、このような氏姓制度によって国土の統一が進められていったと書かれています。

 

 

この辺りを支配していたと考えられる豪族が「凡河内忌寸(おおしこうちのいみき)」で、国玉通にある五毛天神との関連が指摘されているそうです。

 

 

五毛天神は別名「河内国魂神社」。凡河内氏が祀ったと考えられています。

 

 

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先日、ここを訪れた時にお祭りをやっていて、だんじりも見ることができました!

 

 

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このだんじりが始まる前、衣装を着た男性が家の前で舞を踊ったり、子供を道路に寝かせてまたいだりしてました。何かの儀式なんでしょうね。

 

 

うまく写真が撮れなかったのが残念です。

 

 

ところで、この「五毛神社」と「河内国魂神社」との関連について後の方にコラムが書かれています。これによると、この2つの神社の結びつきには疑問が残る…と。

 

 

えっ???

 

 

って感じです。

 

 

平安時代の「延喜式神名帳には摂津国莵原郡に河内国魂神社が書かれていますが、いつの間には所在が分からなくなったそうです。

 

 

江戸時代、学者の並河誠所が「五畿内志」を執筆するにあたり、五毛神社を所在不明になっていた河内国魂神社にしたと…。

 

 

あ…、なるほど。そりゃ、疑問が残ると思います。

 

 

ま…、古代の歴史ですから、少しモヤモヤがあるのも仕方がないかもしれませんね。

 

 

古墳時代後期

「灘の歴史」を読んで街歩きをしています。

 

 

 

 

第一章原始・古代の「古墳時代後期」。

 

 

古墳時代後期になると、大型墓に代わって小型の群集墓、単独墓が増加。六甲山南麓の丘陵地にも多数の後期古墳がありましたが、市街化により多くが消滅したと書かれています。

 

 

しかし、灘区篠原南町に「鬼塚」と呼ばれる古墳があるんです。

 

 

「摂津名所図会」に「鬼塚 篠原村にあり。むかしここに鬼棲みし所也とぞ」と紹介されているのがこちら。

 

 

水道筋商店街を抜けて灘温泉の斜め前、照光寺さんの敷地内にあります。

 

 

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墳丘は失われていますが、石室の一部が残っています。

 

 

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いつも通っている道に古墳があったとは…驚きです。

 

 

また、東灘区のJR住吉駅近くには「はにわ広場」があり、住吉東古墳から出土したはにわのレプリカや出土状況のパネルが展示されています。

 

 

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古代から自分が住んでいる街に人が生活していたと思うと不思議な感じがしますね…。自分が思っていたより古代の人々が文化的な生活をしていたのが面白かったです。

 

 

古墳時代前・中期

「灘の歴史」を読んで街歩きをしています。

 

 

 

 

第一章原始・古代の「古墳時代前・中期」。

 

 

穀物の栽培、集落の発達によって共同作業が行われるようになると、貧富の差が生じて社会階層ができた。そして、埋葬にも変化が起き、三世紀半から七世紀にかけて墳墓があらわれ、これを古墳と呼ぶ。

 

 

と書かれています。古墳は富や権力を持つ人のお墓ですね。

 

 

ただ、古墳ってだだっ広いところにポツンとあるイメージだったので、「灘区に古墳がある」と聞いてもあまりピンときませんでした。

 

 

が、それがあるんです。

 

 

阪神西灘駅の近く、都通3丁目の求女塚西公園になっている場所が「西求女塚古墳」です。

 

 

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一見、普通の公園ですが…、

 

 

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実は古墳です。

 

 

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全長約98mの前方後方墳です。

 

 

明治時代に住宅がつくられて墳丘が削られていますが、なんとなくこんもりしていて、古墳と言われればそんな気もします。

 

 

この西求女塚古墳と東灘区にある処女塚古墳、東求女塚古墳は「処女塚伝説」として知られていますが、この中でも一番古いのが西求女塚古墳です。三世紀中ごろから後半に築造されたそうです。

 

 

この古墳は国の史跡に、そして出土品は一括して国の重要文化財に指定されています。その中でも石室石材が指定されたのは全国で初めてだそうです。

 

 

さて、兵庫県内最大の前方後円墳五色塚古墳です。全長194mなので、西求女塚古墳の約2倍の大きさです。

 

 

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こちらも住宅街の中にいきなり現れてくる感じです。もともと田舎者の私。都会の古墳(⁉)ってなんだか面白い。

 

 

神戸市内には他にもたくさん古墳があるようなので、ボチボチ訪れてみたいと思います。

 

 

戦前から戦後の神戸がわかる「少年H」

少年H と家族、そして街の人々。妹尾河童さんの自伝的小説ですが、洋服屋のお父さん、クリスチャンのお母さんというのが神戸っぽく、出てくる方々も一風変わっていて面白い。

 

 

 

 

ただ、徐々に戦争色が濃くなっていくと、街の雰囲気も人々もそれに巻き込まれ、少年たちの自由も奪われていきます。

 

 

少年Hは慕っている父親に、戦争について本当のことを聞こうとしますが、大人だって戦争はおかしいと思っていてもすべてを子供には話せない…。

 

 

そんな父親の葛藤、少年のイライラが手に取るように分かります。

 

 

この小説は映画にもなっていますが、父親役の水谷豊さんの演技がグッときます。

 

 

戦前から戦後までの神戸の様子、戦争のことが良く分かる小説です。戦争を知らない世代ほど、知っておかなければならない歴史、読んでおくべき小説だと思いました。

 

 

 

 

終わり。

 

 

六甲山系が育んだ単独登山家「加藤文太郎」と「孤高の人」

1年以上前に買ったこの小説。登山に興味があるわけでもないし、なかなかの長編。いつか…と思っていましたが、ようやく読書スイッチが入り読んでみました。

 

 

 

 

正直、この小説を読んでも登山のことはあまり良く分かりませんでした。単独で登ったり、冬山を登ったりすることはすごいと思いますが、どうすごいか分からないんですよね…。

 

 

でも、この日本を代表する登山家を育んだのが六甲山系というのが誇らしい。通勤時、リュックサックに石を入れて、それを担いで六甲山系を縦断しながらトレーニングを重ねていたなんて…。やっぱりすごい人が考えることは違うな…。

 

 

さて、私は登山というより、この加藤文太郎さん自体がとても興味深かったです。

 

 

登山家としてだけでなく技師としても優秀だった加藤さん。でも相当変わり者だったことも分かります。

 

 

そんな加藤さんが恋をして、結婚して、子供ができて…と、その中で人間としても成長していく。その変化の仕方が単純というか、素直というか。とても純粋な方だったんだろうなと思えます。

 

 

登山も仕事も、そして家庭人としても、今いる場所、与えられたことにいつも全力で取り組んでいる感じがします。

 

 

本当に素敵な方です。私もこんな生き方ができたら良いな…と憧れます。

 

 

小説の趣旨とは離れたところで感動していると思いますが、読んで良かったと思います。登山に興味がなくても十分楽しめる小説です。

 

 

 

 

ところで、私が毎日見ている六甲山。正直、未だにこの山が何山なのか分かりません。

  

 

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摩耶山かな???

 

 

ここを加藤さんが毎日歩いていたんですね…。いつか機会があれば登ってみたいと思います。

 

 

つーか、もともと出不精ですから、いつか…は一生来ないかもしれません。

 

 

神戸に住んでいて六甲山に一度も登ったことがないのは寂しい…。

 

 

そこで、こちらのハイキングツアーに参加してみようかなと思っています。

 

 

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阪急六甲駅の近くにある「白馬堂」さん。以前、手拭いを買いに行ったとき、店長さん?店員さん?がとても親切に接して下さいました。

 

 

(一時、手拭い集めが趣味だったので…。ウリ坊の可愛い手拭いを購入しました。) 

 

 

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このお店なら超初心者の私でも安心して六甲山に行けるかも。

 

 

 神戸文化部のBちゃんに相談して、次の部活動はハイキングにしようかな…。

 

 

ちょっと考えてみます。

 

 

終わり。

 

 

 

 

兵庫県内最大の古前方後円墳「五色塚古墳」と「明石海峡大橋」

灘区にも古墳があることを知り、少しだけ古代に興味を持ち始めた私と、古墳大好き女子、神戸文化部のBちゃんで五色塚古墳を見に行きました。

 

 

その前に、三宮で腹ごしらえ。以前から一度は行ってみたかったこちらのお店。

 

 

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台湾料理の「丸玉食堂」さんです。

 

 

立ち読みでちらりと読んだだけですが、こちらの本でも紹介されてました。

 

 

 

 

ランチセットを頼みましたが、なかなかのボリューム。

 

 

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そして、絶対食べたかった豚足。

 

 

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薄味でとても美味しかったです。

 

 

超満腹状態でいざ五色塚古墳へ。

 

 

 垂水駅を出て、こちらの案内標識から赤く塗装された道を上っていきます。

 

 

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Bちゃんがいなかったら無事にこの標識を見つけられたか不安です…。

 

 

赤い舗装が終わるところにある標識。

 

 

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ここに立って左をみると五色塚古墳が見えてきます。

 

 

住宅街の中にいきなり古墳があって面白いです。

 

 

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眺めも抜群。

 

 

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垂水の街や明石海峡大橋を一望できるスポットですね。

 

 

一応、ここまでの今日の計画でしたが、舞子に歩いて行けそうだったので、ブラブラ舞子までお散歩。

 

 

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橋のたもとに孫文記念館。ここあったんですね。

 

 

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そして、一番の収穫はここを訪れたこと。

 

 

舞子海上プロムナードです。

 

 

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平日の入館料(大人)250円。安い…。

 

 

明石海峡大橋の下に遊歩道があるんですけど、これが面白い!

 

 

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特にこちら、スリル満点!

 

 

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橋の下が見えますが、本気で怖いです。怖いのに超笑ってしまいました。

 

 

今度はA氏を連れていきたいと思います。

 

 

そんなA氏へのお土産は、もちろん、

 

 

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タコせんべい。

 

 

終わり。

 

 

 

 

神戸港から海を渡った「ブラジル移民」と「蒼氓」

神戸港からブラジル移民となって海を渡った人々を書いた小説「蒼氓」。

 

 

本屋で探しても見つからず、「ネットで買うか…」と思っていたら、口笛文庫という近所の古書店で発見。

 

 

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ものすごく年季が入ってます…。

 

 

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時代を感じるお値段です。

 

 

こちらの小説は作者自身も移民施設で生活し、らぷらた丸に移民団の助監督として乗船、ブラジルでの生活、そして、帰国。その時の様子、見聞きしたことがベースになっているそうです。

 

 

私が想像していたような悲壮感はあまりなく、どちらかというと淡々と書かれています。80年以上前の小説とは思えないほど面白く、一気に読みました。

 

 

ちなみに、「蒼氓」は1935年(昭和10年)、第1回芥川賞を受賞しています。1937年(昭和12年)には映画化されましたが、現存していなようです。

 

 

 

 

この小説に出てくる移民施設は現在「海外移住と文化の交流センター」になっています。私が行った時、お客さんは私一人。ラッキーなことに職員の方が1時間ほど解説をしてくれました。

 

 

詳しくはこちら→海外移住と文化の交流センター

 

 

ここでは、職員の方のお陰で、小説や本で得られない情報、知識を得ることができました。本当にありがとうございました。

 

  

ブラジル移民について興味を持たれた方は、こちらの本もお勧めです。

 

 

 

 

知らない歴史がたくさんあるんだな…と思う、今日この頃です。

 

 

終わり。