灘区在住日記

街をぶらぶらしながら神戸(特に灘区)の歴史を勉強中。

戦争という激動の時代の神戸を伝える「少年H」

少年H と家族、そして街の人々。妹尾河童さんの自伝的小説ですが、洋服屋のお父さん、クリスチャンのお母さんというのが神戸っぽく、出てくる方々も一風変わっていて面白い。

 

 

 

 

ただ、徐々に戦争色が濃くなっていくと、街の雰囲気も人々もそれに巻き込まれ、少年たちの自由も奪われていきます。

 

 

少年Hは慕っている父親に、戦争について本当のことを聞こうとしますが、大人だって戦争はおかしいと思っていてもすべてを子供には話せない…。

 

 

そんな父親の葛藤、少年のイライラが手に取るように分かります。

 

 

この小説は映画にもなっていますが、父親役の水谷豊さんの演技がグッときます。

 

 

戦前から戦後までの神戸の様子、戦争のことが良く分かる小説です。戦争を知らない世代ほど、知っておかなければならない歴史、読んでおくべき小説だと思いました。

 

 

 

 

終わり。