灘区在住日記

街をぶらぶらしながら神戸(特に灘区)の歴史を勉強中。

神戸と沖縄と戦争「太陽の子」

ずっと気になっていたこちらの小説。

 


 

 

 

神戸(新開地辺り?)で沖縄料理店を営む両親と店の常連さんたちに囲まれて暮らすふうちゃん。みんな温かく陽気な人たちばかりですが、その心には戦争という暗い過去を持っています。でも、神戸で育ったふうちゃんは、沖縄のことをあまり知りません。

 

ふうちゃんが小学6年生になったころ、お父さんは心の病気を発症し、幼いふうちゃんもそれが沖縄に関係があるのでは?と思い始めます。そこからふうちゃんは沖縄について調べていきますが、その事実に衝撃を受けます。

 

私が知っている戦争、沖縄の知識は微々たるもので、遠い過去のようになっています。でも、戦争が終われば、すべてが終わりではないと考えさせられた小説です。

 

どんなに明るく振舞っていても、心の傷は癒えることがない。そして、キヨシ少年のように戦後に生まれてきても、辛い思いをして生きている人たちがいるということも知りました。

 

生まれ育って土地を離れ、知らない土地で生活を始めた人々。その人々が歩いた歴史。この小説から様々なことを学びましたが、辛くて、悲しくて、でも沖縄の人々の心が温かくて、涙が止まらない小説でした。