灘区在住日記

神戸市灘区在住、趣味の読書と日々の出来事。

神戸を愛する壮年期の皆様にお勧め「旧グッゲンハイム邸物語」

まず初めに「壮年期ってなんやねん!」って話ですが、ネットで調べると「青年期と老年期の間の時期、20~25歳から60~65歳までを指すことが多い」という年齢だそうです。

 

 

別にその年齢だけでなく、すべての方に読んでみて欲しい本なんですけど、著者の森本さんが壮年期で、同年代の私はこの本を読んでとても感動し、反省しているので壮年期としてみました。

 

 

前置きが長くなりましたが、神戸を愛する方々にお勧めしたい本がこちら。

 

 

 

 

 

著者は垂水区塩屋にある旧グッゲンハイム邸の所有者であり、管理人であり、プロデューサー(フィルター)でもある森本アリさんです。以前から本のことは知っていましたが、実際に読むまで著者は女性だと思い込んでました…。何でかな???

 

 

この本には旧グッゲンハイム邸のこと、そこでの森本さんの活動、そして塩屋での活動などが書かれています。特に歴史的建造物である古い建物や昔ながらの塩屋の町並みを残したいという森本さんの強い思いがヒシヒシと伝わってくる本です。

 

 

時には「そこまで書いて大丈夫か???」と心配になることや、本当はとても辛い時期もあっただろうと思うところもありますが、ジメジメしたところがなく、いつもカラッとした文章で書かれています。逞しい…。

 

 

さて、冒頭から「壮年期、壮年期」と連呼していますが、森本さんが旧グッゲンハイム邸を引き継いでから約10年。30代前半から活動されていますが、私がこの10年間に自分が住む街のことをこれだけ考えたことがあるか?…、ありません。

 

 

同じ世代の森本さんがこれだけ活躍されているのを読むと、自分の生き方を反省してしまいます。同時に、同じ世代の方がこんなに活躍しているのが誇らしい…。

 

 

この本を読んで、私にはこんな大きな活動はできないと思うけど、何か少しでもお役に立てる人間になりたいなと思いました。

 

 

さて、私が住む灘区にも昭和初期に建築された国登録有形文化財があります。この本を読んでふと頭に浮かんだので久しぶりに見に行きました。

 

 

 

f:id:hanakobe:20170416065003j:plain

 

 

小説「お家さん」で有名になった鈴木商店、その鈴木商店を源流にする会社はたくさんありますが、唯一「鈴木」という名前と「かね辰(たつ)」の屋号と引き継いだ「鈴木薄荷」さんの本社ビルです。

 

 

f:id:hanakobe:20170416065049j:plain

 

 

以前、ポートアイランドに移転されると新聞の記事で読んでいましたが、今日見に行ったらまだちゃんと表札(?)が付いてました。今年の7月を目途に移転されるようです。

 

 

周囲に漂うミントの香りがなくなるのかと思うと寂しい気持ちになります。

 

 

そして、この建物が旧グッゲンハイム邸のように、街の人に愛される場所になると良いなって思いました。

 

 

あ~なんだか感傷的になってきた…。