灘区在住日記

神戸市灘区在住、趣味の読書と日々の出来事。

正に足を使った執念の謎解き「風見鶏 謎解きの旅」

神戸で一番有名な異人館と言えば「風見鶏の館」だと思います。私も中に入ったことは(たぶん)ないけど、外からは何回も見ています。

 

 

(写真を載せるはずが、整理の途中でゴミ箱に入れたらしい…見当たらない…。は~。)

 

 

そんな風見鶏の館の謎を解明する本がこちら。

 

 

 

 

 

その謎とは「風見鶏の館がいつできたか?」。(たぶんその謎がメインだと思いますが、間違ってたらゴメンなさい。あまり読解力ないんでね…。)

 

 

神戸市の公式解説では1909年築になっている風見鶏の館は、実は1904年竣工、1905年にはトーマス家が住んでいたのではないかとするもの。

 

 

この本を読むと後者の方が正しいと思いすね…。神戸市も今更解説を変えられない事情もあるんでしょうけどね…。

 

 

それにしても作者の執念がすごい。北野の街を細部まで見て歩き、六甲山の藪の中を歩き、ドイツの関係者を訪ね歩き、常に歩いてる…正に足を使って書いた本。

 

 

一つの謎を解くために、長い時間とお金をかけ、点と点を結んでいく作業…、そしてそれが線となって解決に導く。格好良い、ものすごく格好良い。こんな風に謎を解決するって格好良いよな。

 

 

 私がこの本を知ったのは1年以上前。その時は3ページくらいで睡魔に襲われ読むのを断念したけど、今回は、異人館に関する小説やエッセイを読んでいたので、興味を持って読むことができました。

 

 

読んでみると、異人館や住んでいた方々のことはもちろん、北野の街の風景が昔と変わっている、変わり過ぎていることが分かります。利益や便利さばかりを優先させるあまり、古い物はどんどん壊されている。それに警鐘を鳴らしている本でもあり、とても勉強になりました。

 

 

ところで、この本では風見鶏の館(トーマス邸)を建てた建築家デラランデのことも書かれています。正直、建築にはあまり興味がないので、ふんふんと思って流し読みしていましたが、ある文章に目が釘付けになりました。

 

 

デラランデに先立たれ未亡人となったエディータさんが、東郷外務大臣と再婚していたということ。 その娘さんが書いた本がこちら。

 

 

色無(いろなき)花火 東郷茂徳の娘が語る「昭和」の記憶 [ 東郷いせ ] 

 

 

今までデラランデや東郷外務大臣に興味があったわけじゃないけど、何だか急に興味が湧いてきた…ミーハーは感じですが。

 

また機会があったら読んでみたい本です。