灘区在住日記

神戸市灘区在住、趣味の読書と日々の出来事。

阪神・淡路大震災の中の光「翔ぶ少女」

阪神・淡路大震災が起きた頃、私は関東に住んでいて、朝のニュースでそのことを知りました。大変なことが起こっているんだなと思いましたが、日が経つにつれ少しずつ忘れていました。

 

 

10年前くらい前から神戸で暮らすようになり、震災が神戸の方にとって現実であり、今でも心の中にあることを知りました。家族や友人を失った方、家を失い公園で生活していた方、たくさんの方が震災で大変な想いをされたことを知りました。

 

 

私も震災のことを少しでも知ろうと思い、旦那と人と防災未来センターへ行きました。

 

 

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そこで見た映像は私の想像を絶するものでしたが、隣で旦那が泣いていました。震災を実際に体験し、一時は公園で生活をしていた旦那にとって、それは記録ではなく現実であり、映像から様々なことを想い出したそうです。

 

 

震災を知らない私と震災を体験した旦那では受ける重さが違うことを知り、一緒に来てもらったことを少し後悔しました。でも、私にとっては行って良かったと思ってます。

 

 

この「翔ぶ少女」は、阪神・淡路大震災で両親を失った3兄弟と、妻を失い息子とも絶縁状態になったおっちゃんことゼロ先生の話です。

 

 

 

 

 

震災の中で最愛の家族や慣れ親しんだ家を失いますが、3兄弟にとってゼロ先生は絶望の中で見た光であり、ゼロ先生にとっても3兄弟が生きる支えとなります。そして、皆が小さな光を支えに寄り添って生きていることを感じました。

 

 

その光や支えを失った時、孤独死という悲しい出来事も起こります。

 

 

この小説は震災と震災後の人々を真正面から温かい心で書かれている気がします。著者の原田マハさんは学生時代に西宮市に住んでいたそうなので、いろいろな想いもあったと思います。

 

 

私のように震災を知らない人、知らない世代の方に是非読んで欲しい本です。